マブヤーが社会に与える影響

何故「琉神マブヤー」がヒットしたのでしょうか。そのヒット要因を考えてみました。


マブヤーのヒット要因

ヒット要因その1

『沖縄県の地元色を強調したヒーロー作りに徹底したこと』

「マブヤー」の仮面を良くみてみると何かに似ていることが分かります。
そう、沖縄の守り神シーサーですね。そのシーサーをもとにマブヤーは作られていたのです。
平和だった沖縄に突然悪の軍団・マジムンがあわられたことで沖縄に最大の危機が訪れます、
その時にマブイストーンの守り神・琉神マブヤーのマブイが
悪の野望打ちくだき沖縄に平和を取り戻すために復活したというストーリーもとってもローカルっぽくって素敵ですね。

ヒット要因その2

『知育ヒーロー』

従来のヒーローもののと比べてもマブヤーのメッセージ性は非常に強いものです。
マブヤーのストーリーにはいたるところに沖縄の文化や言葉、
歴史が詰まっているところで、沖縄県民にとっても非常に身近な存在だけでなく、
子ども達にとってはマブヤーを見ることで沖縄を知ることになるのです。
つまり、マブヤーを家族全員で観て楽しむことができる子ども向けの優良番組なのです。
このような番組だったら、暴力的でメッセージ性が弱い番組を見せるよりも親としては安心して見せることができますね。

ヒット要因その3

『方言を全面的に多様することで沖縄県民の心をキャッチ』したこと

「マブヤー」という言葉も沖縄の方言で「魂」を意味しています。
マブヤーの必殺技は「スーパーメーゴーサー」で、
マブヤーが叫ぶ「メーゴーサー」は沖縄の方言で「ゲンコツ」を意味しています。
その他にも、「フラーって言うやつがフラーだばぁー」(バカっていうやつがバカなんだ)
「いったーむる たっぴらかす」(お前らみんなコテンパンにしてやる)といった感じに沖縄県独自の方言を多様的に使用することで、
沖縄独特のヒーローが作り上げられたのです。